2017年01月29日

ヴァンパイアストーリー第三夜「ドラキュラZERO」

今宵お届けする「ヴァンパイア映画」は、「ドラキュラZERO」でございまする。

15世紀のトランシルヴァニア、オスマン・トルコの侵略に曝されながらも、君主ヴラド・ツェペシュは、民衆に絶大な信望と崇拝をえておりました。かつて人質として差し出されオスマン軍最強の戦士として戦い、串刺しブラドとして恐れられた過去を封印し、愛する妻ミレナと愛息子インゲラスを大切にする家族想いの夫、父として。しかし、非情はオスマン皇帝メフメトは、トランシルヴァニアの千人の少年と世継ぎのインゲラスを差し出すようヴラドに告げまする。逆らえば、強大なオスマン軍の前に国は滅ぼされる、ヴラドは「牙の山」に向かいまする。その山の洞穴には、かつて人間だった男が悪魔と取引し、闇の力をえたが、悪魔の裏切りにより永遠に幽閉された魔物が棲むと伝わる地でございました。そうヴラドは、その力を得ようとするのです。

魔物は、彼に告げまする。

「100人の男の力、流星のごとき速さ、夜の獣たちを支配する力と超人の聴覚、視覚を得、その身すらも闇の獣に変化することができる。しかしその力とは、人間の血への渇望と引き換えとなるものである」と。

そしてこう続けまする。

「だが、三日間、その激しい渇望に耐え、血を吸わねば人間に戻ることができる。しかし血を飲んでしまえば、ヴァンパイアとなり、魔物として永遠に生き続けなければならない。
そして、お前を魔物とすることよって、わたしは自由の身となり、解放される。」

魔物は、これはゲームなのだ・・・と。

ヴラドは、差し出された魔物の血を飲み、力を得まする。闇の力をえたヴラドは、攻めこもうとしていた1,000人のオスマン軍を壊滅いたしまする。その報せを受けたオスマン皇帝メフメトはヴラド追討に十万の兵を差し向けるよう命じます。そして、ヴラドはオスマン軍の報復に備えて、家族、臣下、民衆を山の頂に建つ修道院に向かうように命じます。ヴラドの異変に妃のミレナが気づき、問いただします。そして彼は、皆を守るために自分が牙の山の魔物となったことを告白します。あと二日間、血への渇望に耐え抜けば元にもどるとも。ミレナは、ヴラドに耐え抜いて欲しいと懇願します。血を決して飲むまいと固い決意のヴラドを誘惑する者がおりました「ご主人様、どうぞ」と自分の血を滴らせながらヴラドを誘惑するのです。しかし、彼は耐えまする。

太陽を避けねばならぬ身のヴラド・ツェペシュ、闇の力は夜しか出すことはできない。君主であるヴラドが魔物になったと気づいた民衆が彼を焼き殺そうとします。しかしその行為を責めながらもヴラドは君主として彼らを守ろうとするのです。現世来世までも一緒と誓った愛する妻ミレナと、そして心やさしき息子インゲラス。攻めてくるオスマン軍、ヴラドは闇の力で愛する者たちを守りきろうとしますが、三日間の力の期限が来ようとします、陽が昇りはじめます、そして妻のミレナと息子インゲラスを襲うオスマン兵士、息子を守ろうとしたミレナは塔から突き落とされます。息も絶え絶えのミレナは、ヴラドに懇願します「自分の血を飲んで息子を助けて」と。ヴラドは愛する妻の血で真正のヴァンパイアとなるのです。そして ヴラドと契約した牙の山の「魔物」は、数百年の時を経て解放されるのです。

オスマン軍に襲われ、瀕死の者たちにヴラドは、かつて自分が受けた儀式を彼らに行いまする。そう自らのヴァンパイアとなった血を彼らに授けるのです。空を雲で覆い、太陽を消したヴラドはヴァンパイア軍を率い、皇帝メフメトを倒し、オスマン軍を全滅させまする。しかし、人の心を失ったヴァンパイアたちは、息子インゲラスを襲おうとしまする。そして一人の修道士が、十字架を彼らに向けながらインゲラスを「自分に託してほしい」とヴラドに言いまする。ヴラドは、天を仰ぎ、さきに逝った愛おしい妻ミレナに向かって言いまする。「インゲラスは、守ったぞ」と。
ヴラドは修道士に息子を託し、永遠の別れを告げまする。

そして空を覆っていた暗雲を払い、太陽の光でヴァンパイア軍を灰とし、自らも朽ちていきまする。修道士に守られたインゲラスは、ヴラドの後を継ぎトランシルヴァニアの君主となりまする。

しかし、朽ちたヴラドに近づく者がおりました。そう、かつて彼に血の誘惑をした男でした。そして、その男は干からびたヴラドの口に自分の血を滴らせるのです。再び眼を開けるヴラド・ツェペシュ。

そして時が流れ、高層ビルが立ち並ぶ現代。
ヴラドは見つけるのです、愛する妻ミレナの転生した女性ミナを。前世の記憶はなくてもヴラドに魅かれるミナ、再会した二人は楽しげに寄り添い、歩き出しまする。

そんな二人を見つめ「ゲームを始めよう」と呟き、不気味な笑みを浮かべ、ヴラドとミナの後を歩く紳士がおりました。
そうでございまする、その男こそヴラドに血を与え、彼を吸血鬼としたことで幽閉されていた「牙の山」から解放されたアノ魔物が姿をかえた男でございまする。

このヴァンパイア映画は、この場面でおわりまする。
この「ドラキュラZERO」は、2017年1月29日現時点で動画配信サイトHuluにて配信されておりまする。
この映画のドラキュラであるヴラド(ルーク・エヴァンス)は、ものすんごぉ〜〜〜くカッコ良いでございまする。愛する者たちのために自らを吸血鬼とし、戦い、そして滅んでいこうとした悲劇のヒーローでございまする。皆様も是非、ご覧くださいませ!!!
posted by ギムレット at 17:13 | ヴァンパイアストーリー

2017年01月25日

沖田総司ナンバーワンは「新選組血風録の島田順司沖田総司」

島田順司-沖田総司イラスト
前回のお話で「花嵐の剣士〜幕末を生きた女剣士・中澤琴」をいたしましたが、なんとその中で近藤勇役でBS新選組血風録で近藤勇役の宅間孝行殿が近藤勇でご出演されておられました。なかなか粋な計らいをなさいまするな!NHKさん!!
この方の近藤勇は、素晴らしかったでございまする。そして沖田総司役の辻本祐樹殿の沖田総司も素晴らしかったでございまする。わたくしは沖田総司役の辻本祐樹殿にお会いして、ご一緒にお写真まで写させていただきましてございまする。さすがにそのお写真をこのブログに載せるわけにはまいりませぬが、ギムレットのお願いした「突き構え」をしたポーズでお写真を撮ってくださいました。とてもほっそりした華奢なまさに沖田総司が適役な御方でございました。その時のお写真は、ギムレットの宝物でございまする。しかし、やはり時代劇の中のナンバーワン沖田総司といえば「島田順司先生」でございしょう!そうあの1965年放映の傑作「新選組血風録」の沖田総司でございまする。上記の沖田総司のイラストは島田順司沖田総司をイメージして描かせていただいたものでございまする。1965年版「新選組血風録」の中での島田順司先生の沖田総司は、いつも陽気に笑いながら、それでいて何処か儚げで、労咳を患い、お医者から「このままでは五年ですぞ」と言われても、動揺することもなく、飄々とした彼の様子に医者すらもあきれまする。このあたりの島田順司先生の沖田総司の演技には惹き込まれました。
新選組随一の剣士として、剣と共に生きることだけが沖田総司のすべて、そんな感動すらおぼえましてございまする。おそらく新選組時代劇でこの1965年の「新選組血風録」を超える作品はこれより先もでますまい。
わたくしは、そう思いまする。
いや、でも出来れば出てきてほしいっつ!!!
そういう切なる願いももっておるのでございまする。

posted by ギムレット at 18:47 | 新撰組

2017年01月14日

NHK時代劇ドラマ「花嵐の剣士〜幕末を生きた女剣士・中澤琴〜」

今夜、21時00分にNHK BSプレミアムにて「花嵐の剣士〜幕末を生きた女剣士・中澤琴〜」がございまする。
幕末動乱の中を剣に生きた男装の麗人のお話しでございまする。

男装の麗人といえば「ベルサイユのばら」のオスカル・フランソワーズ・・・この作品はアニメにもなりましたが、素晴らしかった!2017年1月14日現時点では、動画配信サイト「hulu」にて配信されておりまする。hulu大好きのギムレットは、何度かいっき見させて頂きました。フランス革命に向かって突き進むフランス、伯爵家の娘でありながら男として育てられた男装の麗人オスカル、彼女をひたむきに愛するアンドレ、そして政略結婚のため故郷を離れフランスに嫁いてきたマリーアントワネット、アントワネットを愛するフェルゼン・・・見ごたえのある作品でございました。

いやいや、オスカルはせておき、こちらのドラマは日本の幕末動乱の中で生きる女剣士のお話しでございまする。
彼女が身をおいたのが「新徴組」、これは清河八郎が幕府に進言し結成された「浪士組」の成れの果て・・・おっと、ちがいまするな、まあ詳しくは、わたくしのホームページ「新撰組活劇」の幕末新撰組歴史新徴組に記述させておりまする。
新徴組の母体となった浪士組とそれを結成した清河八郎、そしてその清河八郎を斬った佐々木只三郎についても記述しておりますればご覧ください。

まあ、簡単に申しますれば、清河八郎の勧めで幕府が将軍上洛のための警護として募集した浪人たちで結成された浪士組。しかし清河八郎の裏切り(最初からそのつもりであったようでございまする)により江戸に戻ることとなる浪士組、もちろん我らが新選組となる近藤勇、土方歳三、沖田総司ら試衛館一派と水戸の芹沢鴨とその一派は、京都に残留いたしまする。
幕府としては、裏切り者の清河を幕臣である佐々木只三郎に斬るよう命じまする。それはそうでございましょう!なんせ謀反でございまするし、もともと将軍警護とは表向きで江戸に溢れかえった浪人たちを追い出すための「浪士組」であったとも言われておりまするので「なんでもどってくるのっつ!?」でございまするよ。

清河八郎が赤羽橋で佐々木只三郎に斬られ、烏合の集団であった江戸にもどった浪士組からできたのが「新徴組」でございまする。その中の女剣士のお話が今宵のドラマでございまする。わたくしは「新徴組」は大して好ましいともおもうておりませぬので我が愛すべき新選組と並べての「もう一つの新選組」とか「江戸の新選組」という表現は如何なものかと・・・しかし、NHKさんが見せ場をつくったドラマにしてくださっておりましょう、皆様も是非ご覧くださいませ。

わたくしは、あえて今宵は「新選組血風録」を観賞したりなんかしてみましょうか。
おいっつ!?こらっつ!?でございましょうか?
「新選組血風録 1965年版」か「新選組血風録 1998年版」、NHKさんのBS「新選組血風録」、さてさてどれにいたしましょうか?ホッホッホ。

posted by ギムレット at 14:54 | 時代劇ドラマ

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